メンタル

「好き」と「合う」を選択肢に

坂口さんとは前回のブログで、何故起業をしたのか、語ってきました。

彼が話していたのは、「自分にはビジネスパーソンとして生きていくことが向いていないと思った」ということと「自分流で勝負したい」という思いでした。

その自分流で勝負したい、自分流のライフスタイルを追い求めたい、と考え、本業に選んだのが、カメラマンという生き方だったのです。

ぼくの周りにカメラマンはいないので、単純に気になったので、今回はそこを深堀していきます。

なぜ、カメラマンになったのか?

ー前回は、ありがとうございました。いきなりですけど、何故カメラマンだったのですか?

カメラマンになりたくてなったわけでなくて、色々と模索した結果、どうやらカメラマンが自分に合っていて、かつその仕事をすることで、周りの人に貢献でき、喜んでもらえると考えたためにやっています。

ーなんと!これも、「自分の好き」を生かしたわけではないのですね?

はい。ただ、個人的には、目の前のお客様に貢献できれば、どんな事業をやっても良いと思っています。しいて言うならそれが好きだということなのかもしれません。

―なんか、わかる気がしますね。

ただ、撮影だけだと社会に提供できる価値が少ないので、今後は撮影だけにこだわらず幅広く事業をやっていきたいと考えています。実際にいまは、レンタルスペースの集客支援や、新規事業として食品を扱う実店舗の出店を準備中です。

―なるほど、いいじゃないですか。お客様に貢献することを考えた結果次の扉も開かれようとしていますね。

ありがとうございます!

話しを戻して、なぜカメラマンになったのか? に関してお話ししますね。新卒で入社して約2年働いたIT系の上場企業を辞めようとしていたタイミングで、いつかは会社に属さず働きたいと考えていました。特に専門性が身についている訳ではないですし、とりあえず次のキャリアをどう描こうか考えていました。

そのタイミングで、たまたま撮影サービスの会社を立ち上げた知人から、私が一眼レフカメラを持っていたので、カメラマンとして手伝ってくれませんか?と声をかけてもらったのです。その時、「カメラマンを試してみるか」と思ったのがキッカケですね。

―えっ! もう勢いみたいなものですか?

いま思い返してみると、なんとも運命的なタイミングですよね!笑

―というか、せつな的ですね笑 ただ、なぜ次のキャリアでカメラマンをやろうと思ったのですか?

その時からカメラマンとしての生き方が気になってしまいました。そして、転職サービスの適正職種診断などを調べて、自分が適正ある職種だったのです。そこでも運命的なものを感じてしまいました。

―カメラマンになると決めてから、どんなキャリアを歩みましたか?

それからは、修行の日々ですね。知人の会社では、海外からの観光客を撮影するサービスをやっていて、よく浅草で着物の観光客を撮影していました。ほとんどが、台湾や香港からの観光客の方で、中国語はもちろん、英語さえも話せないので、初めはジェスチャーとか、「どぅー ゆー らいく じゃぱん?」みたいな、中学1年生の教科書に書かれているような、初歩の英語でコミュニケーションをはかるというか、お茶を濁していました。

―すごいですね。いつも話している感じとは違う一面を見た気がします笑

台湾か香港からの観光客の方は、ほとんどの方が英語を使えたので、「君のサービスは伸びると思うから、投資させてほしいんだ!」と話しかけてくる方もいらっしゃいました。

英語でそういった話ができるくらいまでになったのは、良い経験です。

―ちなみに、いくらくらいで撮影していたのですか?

当初は自分たちの撮影スキルが高くないということと、商売ベタだったので、30分2,000円くらいで、ひたすら写真を撮っていました。自分にとっては理想と程遠いレベルの写真しか撮れていないのですが、お金をいただいている以上ベストな写真を納品しなくてはならないので、常に胃がキリキリするような緊張感のある環境でカメラマンとしてのキャリアをスタートできたのは、有り難かったですね。

―苦労しましたね。。。それで、ビジネスパーソンに戻ろうとは思わなかったんですか?

それでも自分で自分にノルマをかけて、働けるので、このほうがあっていました。戻ろうとは考えませんでしたね。とにかく前に進むしかなかったけれど、それがたのしかったです。その緊張感のおかげで、撮影技術のレベルアップが早かったと思います。

―周りにカメラマンがいないので、とっても面白いです

その後、バーや民泊物件の撮影など、幅広い写真を撮れるようになったり、動画制作のスキルが身についたり、撮影サービスといってもITを使って集客していたので、サイト制作のスキルなどが身についていましたので、そのタイミングで撮影サービスの会社を辞めて独立しました。

―1人何役もこなしたんですね…。ただ、それが坂口さんのオンリーワンな存在をつくりあげましたね。

独立して起業し、レンタルスペース業界へ

―いまは、どのような仕事をしていますか?

いまは、レンタルスペースという業界での仕事がメインです。

―レンタルスペース簡単に説明してもらえますか?

おそらく多くの方は貸し会議室や貸しセミナールームなど、時間貸しのスペースを使ったことがあると思うのですが、最近は誕生日会やたこ焼きパーティ、飲み会などで使われるパーティスペースなども流行っていて、そのような会議室やパーティ、撮影などに使える時間貸しスペースをレンタルスペースと言っています。緊急事態宣言下では夜に居酒屋が空いていないので、居酒屋の代わりにレンタルスペースがよく利用されていました。

―なるほど

そのレンタルスペースは、予約者は写真の良し悪しで予約するかを判断しますので、キレイな写真が求められます。細かな話になりますが、スペースの貸し借りはネットで行われますので、キレイな写真だけでは良くなくて、クリック率や成約率を最大化させる写真が必要になります。

―なんとなくわかります。不動産のポータルサイトみたいなイメージかな

それをイメージしてもらえるとわかりやすいかと思います。私は、スペースの撮影技術だけでなく、ずっとIT企業で営業やマーケティングなどの仕事にも携わっていましたので、マーケティングノウハウを使って、集客力≒収益が最大化する写真撮影をしています。

また、300以上のスペースで撮影をしていますので、良い家具や備品、運用ノウハウなどを多く知っています。おそらく300以上のレンタルスペースに足を運んだことがある人は私以外にいないでしょう。

―やると決めたら坂口さんはやいし、たくさんやるからね笑

ありがとうございます笑。撮影件数を増やすことで、撮影以外のノウハウも溜まっていますし、そもそものインテリアや金額戦略、スペースの立地なども集客力向上には不可欠なので、集客増に必要なことを幅広くご支援をしています。それがキッカケで『堅実な資産運用をしたいならこの1冊! レンタルスペース投資の教科書』も出版できました。

―たしか、他にも色々とビジネスやってましたよね?

そうですね! レンタルスペース業界での仕事がメインですが、レンタルスペースと似ている民泊業界でのお仕事も最近は増えていますし、ビジネス系YouTubeチャンネルのプロデュース、写真撮影や動画制作全般、レンタルスペースのような無人運営をできる食品販売店なども幅広くやっています。やはり、撮影だけにこだわっていると、流行り廃りの流れが早いので、ノウハウを横展開して幅広く事業を展開するようにしていますね。

―やりたいことが次々に出てくる感じなのかな?

そうなんです。そして、「いける」とおもったら、即実行します。だから、好きなこと、感覚が合うものを取り込んで自分の事業を成長させたいです。

―重要なポイントがありましたね。坂口さんは、「好き」も大切にしているけれど、「自分に合う」ということも大切にしていますよね。

いわれてみればそうですね・・・

―それがいいんじゃないかな。大概は自分の好きなことじゃなきゃ続かないと思って手を出さないから。おれなんかそうですよ。

そうなんですか? いや自分が自然にやってきたことなので・・・

―おれが坂口さんだったら、浅草で今も撮影していると思う笑

あはは笑 まだまだ自分が好きなものもしくは、合うもの探していきます。いまは30歳なのですが、35歳までに年商1億を目標にして、日々奮闘していきたいです。連続起業家ならぬ連続事業家をめざしますよ!

―ありがとうございます。次回、苦しかった話をしよう。

しくよろです!

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