新しいことを始めようとしたり、仕事の成績が上がらないときに現状打破を試みようとしたりすると、「それはリスクがあるからやめておけ」「負担になるから手を出すな」などと言われました。
これから起業しようと思っている人、仕事の成果をだすために現状打破を試みる人に対してこのブログで起業家のインタビューを届けようと思っているのですが、上記の言葉は、ビジネスパーソンであっても、独立しようとしている人であってもよく聞く言葉かと思います。
マイナビではこういった言葉を言う人をドリームキラーと定義しています。
ドリームキラーとは、人の夢や希望を邪魔する存在です。否定的な言葉によって、相手の夢や目標の邪魔をする人たちを指します。あなたの夢を邪魔したり、希望を口にしたときに否定したりする存在がいたら、要注意です。
ただ、わたしは意地悪で才能をつぶそうとするというよりは、無意識的に行っている人が多いのではないかと感じでいます。
これを無意識的ドリームキラーという言葉でマイナビは定義しています。
無意識的ドリームキラーとは、自分では自覚がなく、相手の夢をつぶすような発言を繰り返す人です。例えば、あなたの親や先生、友人などの身近な人物がこのパターンになり得ます。 無意識的ドリームキラーは、あなたのことを本当に心配して発言しています。決して悪意があってそのような行動をしているわけではないのです。
意識的にせよ、無意識的にせよ、厄介ではあるものの、なぜ日本では大手メディアが取り上げるほど、ドリームキラーが多いのか、考えてみました。
おそらく、バブル崩壊、長引く不況により、それまでの成功パターンが一切通用しなくなり、かといって新しいことを始めるのはさらにリスクが上がるのでは? というメンタルになっている人が多いからなのではないかなと思います。
これから起業家のインタビューを掲載していくのですが、そこでロールモデルを学んで生かそうとしても、日本に結構いるドリームキラーの言葉を聞いてしまってやめてしまうようではせっかくの機会も元も子もないのです。ですから、このネガティブ要素満載な存在にどう立ち向かうべきかを発信する回を作ったのです。
ドリームキラーの撃退法は夢を信じるの一択
ここではこのブログを運営する私・三田智朗自身の経験をお話しし、役立ててもらえたらうれしいです。私は編集者になりたくて2008年に大学を卒業し、出版社に入社しました。
ただ、編集者採用はすべて落ち、新卒では営業での入社となりました。
ここでは簡単に出版社の営業の仕事を解説します。
シンプルに言うと、「競合他社の本を押しのけて自社の売れ筋良好書を置いていただく」これに尽きるのですが、その過程では書店員さんの考え方を知ったり、書店の立地、メディア情報の共有など緻密な要素が多数絡んできており、お付き合いで受注できるといったような簡単なものではないのです。
ただ、それが面白くて、気づけば15年もやっていました。ただ、営業ではいつもトップを目指していました。それは営業で良い成績を残すと、編集部に異動させる会社があったり、キャリアチェンジという形で採用してくれる出版社があったりするるからです。
私も二年前、社長から「企画をたくさんだしてくれ。ということで、4月から編集部でよろしく」といわれ、なりたかったものに15年かけてなるということになりました。
さて、これが私のざっくりとし経歴です。私が最初にドリームキリングに直面したのは、就活の時。親からは「紙はいずれ読まれなくなる。そして、サッカーばっかりやってきているおまえには、知識的にもスキル的にも編集者は無理だ」そういわれました。
友人の中にも「出版業界は右肩下がりの、構造不況特定業種。やめておけ」という人間も多かったです。そういった中私がやったのは、無視です。
なぜできたかというと、本の強さを信じていたから。私は、一本気で強く生きるということを司馬遼太郎著『燃えよ剣』『峠』で知ったのですが、それらが本という形あるものとして偉人からの手紙の様に書店に置かれていなければ、生き方も変わらなかったと思っていたからです。
そういう経験をしてしまっている以上、自分以外にだってそういった経験を本からする人はこれからもいるはずだし、それを作り出していきたいのだから、俺の道を信じると決めていたので、ネガティブな言葉もすべてスルー出来たのです。
「自分の経験、体験、感動を信じ切ってほしい」のです。人生は1回だけ。自分が本当にやりたいことをみつけたら、実現するまでアプローチしてほしいと思います。
「夢も持って生きよう」ではなく「夢を実現させるために生きよう」
「夢を持って生きよう」これはよく聞く言葉ですし、偉大な言葉です。
しかし、これでは厳しくなったら夢を別のものに変えて、それを夢として生きるということも可能にしてしまいます。
確かに、すべての夢が叶うわけではないので、方向転換も大事ですが、最初から妥協をはらんでしまう可能性がありますし、ドリームキラーにあったら、真っ先に夢を変えてしまう人も出てきそうです。
ですから、これから起業家へのインタビューを取る前に、私はこのブログを読む読者の皆様に「夢を実現させるために生きてください」と伝え、ドリームキラーとかかわる時間すらもったいないくらいに実現のために魂を燃やしてほしいと考えています。
夢を実現するためのロールモデルはこのブログでたくさん出していきます。ぜひ引き続きお読みください。